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ジャム・ザ・ワールド

今回御覧になった方はわかると思うんだけど、ラストシーンで舞台に輝く満天の星空はアレは実は初演の時にもやりたかったものなんだけど、予算がどうしてもなくて断念したものでした。
「池袋モンパルナス」にいた、芸術家たちの想いを乗せた星空は、城西学園の学生が演奏する「星に願いを」により輝きだす。
全ての想いは繋がっていくということをわかってもらいたかったのです。
僕は切に願います。僕がこの世を去り、忘れ去られても、この作品が残り続ける事を。
きっと難しいでしょうね。
今はドンドン変わりますから。
きっと跡形もなく消えていく。

まあ、いいや、それでも。

もっと年をとるとやはりそれでも寂しくて、俺は昔こんな作品を作ったんだって、小料理屋でたまたま隣で飲んでるおじさんなんかにたまらず語りかけて、でもそのおじさんも遺したい大切な話があるから、おたがい話なんか聞いてなくて、お互い言いたいこと言って、何にものこらないで、それでも話せた喜びだけ引きずりながら家路に着いたりするのかな?

いやだ。

新しい作品について語ってるじいさんでいたいな。「池袋モンパルナス第16章」ぐらいの話をしているじじいでいよう。そんなにやんないけど。

by biritake | 2006-06-28 23:39  

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