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日本の言葉

つい先日、会社で敬語の話になった。今の若い子が敬語を使えなくなってるという。
最初はいいのだが話しているうちに、「だからさぁ」とかなってしまうらしい。
その話を聞いていて、10年程前にコントをやっていた相方のs君を思い出した。
s君は全く敬語の使えない子であったらしく、野球で有名な某高校に入学して、野球部に入ったのだが、全く敬語で話さないため、当然のように先輩から怒鳴られ、殴られ倒していたらしい。
このままではいかんと思い直したかれは、敬語を猛勉強して、頭にっ叩き込んだ。
その甲斐あってか彼は無事に敬語を憶え野球部での体罰もなくなってきた。
そんなある日、ひょんなことから同級生とけんかになった。
いよいよ殴りあいになるというその瞬間に彼は。
「なめてるんですか。」
と言ってしまったらしい。
その場は爆笑に包まれ、けんかもなく無事におさまったらしい。

言葉というのは難しい。難しいので難しいという事を知ってなければならない。
そう簡単に言葉というものを手に入れたと思わないほうがいいのだろう。
自分の言葉は正確に伝わっているんだというおごりも捨てた方がいい。
理解されない理由は相手にではなく自分の話し方にあるのではないかと振り替える事も必要なんだろう。
話し方というのは、学校などであまり教わってこない。自然に手に入れてると思いがちなのだ。
言い方1つで、何かが変わると言う事はよくあることだ。

by biritake | 2005-07-10 23:04  

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