生命の神秘

骨は結局、ねじれるようにして折れていたらしく、全治6~8週間と診断された。
珍しい折れ方だねーと言われ、変な自尊心がくすぐられた。
初めての骨折なので、何も薬をもらわない事に少々不安を感じながら、スキー靴のようなギブスを引きずり家へ帰ることに。
骨は常に再生を繰り返している為に、自然にくっつくらしい。なんともけなげな奴だ。
親として、この体を支配するボスとしてするべきことは、小魚を食うこと。
喰えば部下が喜ぶらしい。食おうじゃないの。
酒を飲んだのも自分なら、掘りごたつにおちたのも自分。そして治すのも自分。当たり前だけど、物語にするとなんか不思議だ。
この体は全て意思と言う強い動力によって動いている。
艦長である僕は、骨がどうやって治っていくのかその過程は知らない。だが、彼らはやってくれると信じている。
心臓が動くのも、呼吸をするのも、全て意思の力。
そう考えると人ってのは改めてすごいと感じる。
町で家もなく寝ている人だって、そのダイナミックな作業は体に起こっている。
当たり前だが生きてるってのはすごい事だ。奇跡みたいなものだ。こんな精密な体に産んでくれた母に感謝。
1つ言うとすれば、もうちょっと賢い頭が欲しかった。
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# by biritake | 2007-04-06 01:35  

恐るべき出来事

昨日、飲み屋で、劇団員たちと酒を飲んでいて、気持ちよく帰ろうとしたとき、掘りごたつに落っこちて、足を骨折してしまいました。
おちたすぐは、たいしたことないと思っていたのですが、あまりの痛さに意識が飛びそうになり、どうしても歩けず、産まれて初めて救急車に乗りました。
倒れていた時、救急車を呼んだと言う事を小耳にはさんだ時は、どんなことしても、トイレにだけは行かねばならん。どげんかせんならんと思い、そばにいたジェット朗に「・・・トイレに行かせてくれ。」と囁くと小さな体で僕を支え、「自分向こう向いてますから。」と僕のしている最中も目をそむけていてくれた。頼もしい奴だ。一度帰りかけてた劇団員も、みんな戻ってきて、救急車に担ぎこまれる僕を見送り、帰れなくなった彼らは、朝までどこかで過ごしていたとの事。
本当に素晴らしいやつらだ。帰る前はけんかみたいになってたのに。

激しく病院で待たされ、1時頃かつぎ込まれたのだが、終わったのは朝の5時。変な酔い覚めと、痛みと、吐き気で、今まで味わった中でも最高の疲れのまま、家路についた。
夜中に坂内や聖子が事情を、今回出演してくれるみんなや、先に帰っていた劇団員に説明していた為、朝方、みんなから心配の連絡をもらった。
初めての骨折で舞い上がり取り乱した夜だったが、こんなダサい僕にも仲間が居る温かみを知った夜だった。

病院での出来事はのちほど。
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# by biritake | 2007-04-01 23:40  

稽古はじめました。

タケルとミコト稽古が始まりました。もちろんまだ台本が上がってないので・・・もちろん、もちろんではいけないのだが、結局まだ上がらなかった。ああ・・・
台本を書き始めると、僕は必ず自律神経が壊れ始める。変な汗が出てきたりね、今までした事のない歯軋りが始まったりする。今回も血圧の乱高下、エアポケット、シートベルトを着用してくださいレベルで始まっている。
まあ、どだい長生きなんかするつもりはないので、それっくらいどうってことはない。
今すぐ窓から飛び降りたくなるぐらいじゃなきゃいい作品は作れないよ本当に。

よく、命を削ってだなんだ言うけど、本当に削れてる感じがする。

でもね、そんなときでも、役者に会うとホッとする。自分の考えてる事が大したことではない気がする。そこには役者の生命力みたいな物が力になるんだねやっぱり。

稽古でエチュードという即興芝居をやった。即興なので、それぞれの個性や自尊心が激しくぶつかり合う。かなり面白い。それぞれが一山も二山も越えてきた役者ばかり。出てくる素材が面白い。稽古場では涙を流して笑ってる役者も居る。これでいいんだ。これがジャムなんだ。強く勇気付けられた。

30メートル×60メートルの氷の舞台で、年端の行かない少女達が日本と言う激しいプレッシャーの中で一人で戦っている。
40を目前にしたおっさんが負けるわけには行かない。絶対に。

勝って喜びの涙を流す。

浅田真央ちゃんのような澄んだ涙はもう出ないけど。

おっさんの涙は、油の匂いがする。
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# by biritake | 2007-03-25 23:43  

ラジオ出演

秋田犬のインターネットラジオに出てきました。
今回で2回目。

何の準備もなくフリーでいくべと望んだ今回だったけど、あっという間に時間が過ぎていく。
まだ喋り足りないかんじ。

ラジオって面白いなーもっともっとやりたい。

台本を書いててノイローゼ気味なんだけど、いい息抜きになった。
定期的に出させていただこうかと思っているので、また聞いてくださいな。

台本はまだまだ・・・。

タイトルは決まった。

タケルとミコト

予感の中ではとっても面白いものが出来上がりそう。

自分にない何かを探り出したい。そんな作品になりそうだ。

まだかけてないから嘘かもしれないからね。

まあ観てのお楽しみだ。

俺は書いてのお楽しみだ。

何書くのかな俺・・・。
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# by biritake | 2007-03-20 00:21  

旗揚げ

昨日、ジャムでお手伝いやらをしてくれる男の子の旗揚げ芝居を観てきた。

自分達の旗揚げを思い出し関心しきりだった。
踊りあり殺陣ありのエンターテインメントに仕上がった作品だった。

僕達の旗揚げは大雪の中。
彼らの旗揚げも東京で初雪が観測された日だった。

1つの劇団にとって旗揚げとはとっても大事な作品になる。
これからの彼らにとってもこの作品はいつまでも引きずることになる大切な作品になることでしょう。興味のある方はぜひ見てみて。

http://soraism.poo.gs/hataage/time.html

僕もこの先街角のどこかで、誰かに旗揚げ見ましたよって言われたらちょっと泣いちゃうかもしれない。

男前がたくさん出てたよ。

良かったらどうぞ。
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# by biritake | 2007-03-17 20:46  

そして明日から

ジャムジャムホリデーVOL2終幕です。

ご来場くださいました皆様ありがとうございます。

皆様のおかげでとってもいい公演になりました。

今回はしっかりした会話劇を目指しました。座ったままでどれだけ二人の世界を広げられるか。
すごく為になったし。楽しいものでした。

二人芝居という難しさと闘えたことも非常に参考になった。

女としての幸せとか、可愛らしさとか、そういうものと戦い女は生きている。そんな女の戦いを描きたかった。そのためには二人はうってつけでした。

それは多分1本目を作、演出した藤田も思っていたことだと思う。

演じると言う事は、魂を悪魔に売り飛ばすようなもの。

価値観も人生も売り飛ばすようなもの。それを実現するのはとっても大変な事だけど、二人は良く戦いました。
二人の可能性が広がった、いわば、四角いリングのような芝居でした。

とっても辛い稽古を超えて、彼女たちはそれでもまたやりたいと言ってくれました。

人生のいろんな瞬間。女で生まれたことを喜んだり、悩んだりしてる皆様。ジャムジャムホリデーに来て下さい。よくも悪くも女を背負い続ける彼女たちを楽しんでください。

あなたたちは一人ではないんだ。
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# by biritake | 2007-03-12 22:42  

怒涛の春、紅の歌

さー怒涛の芝居シリーズ第二段!
ジャムジャムホリデーVOL2始まりまっせー!

今日舞台となる聖地秋田犬でリハをしてきた。衣装も出来上がり、段々盛り上がってきた。
スタッフやらなんやらたくさんの人が秋田犬に集まり、ワイワイがやがや。
僕たちにとっては慣れ親しんだこの感じも、やはり人が見たら不思議なんだろうな。
立派な大人が狭いところに集まって、椅子の位置があーでもないこーでもない。

最高だ。

おしゃれのかけらもない僕達が作りたいのは、何よりも楽しい舞台。
カッコいいとか、おしゃれだとか、のりだとか、そんなことじゃないんだ。
楽しけりゃいいじゃんみたいな、安易なもので喜びを得られない、難しい僕達が目指すのは、何よりもお客さんの人生の一ページになること。

たとえば今日朝寝坊をして、慌てて家を飛び出し、曲がり角で人と鉢合わせ、右よけ、左よけでうまくすれ違えず、自動改札で、ちょうど前の人が引っかかって先へいけず、ぐずぐず迷ってるうちに、乗るべき電車が行ってしまい、会社に着いたら、やけにいやみっぽく遅刻をなじられ。気持ちを落ち着けようと、自動販売機に行ったら、大きいお金しかなくて買えず、仕方なくてコンビニに行ったらめちゃ混みで、前の客が公共料金払い出し、しかもおでんまで頼みだし、こちらへどうぞと開いたレジに、飛び込むオヤジをにらみつけ、慌てて戻った会社の階段でけつまずくみたいな日でも、ああ、夜に今日ジャムジャムホリデーがあるんだと思えば、全て許せるみたいな、そんな芝居を作りたい。

人生最悪の日に観たい芝居を目指して。女二人が心から戦ってます。今をボロボロになりながら。明日のあなたの為に。
ぜひ観に来て

ジャムジャムホリデーVOL2

出演  聖子 坂内麗子 第3倉庫(友情出演)

場所  ライブガレージ秋田犬

日時  3月10日(土)  17:00/20:30

¥2000 ワンドリンク付き

開演は開場の30分前。

全席自由なので、満席になり次第、入場できない事があります。ご了承を。

ライブガレージ秋田犬はホームページにリンク張ってます。

先週終わった芝居の心地よい疲労を残したまま、僕もステージに立ちます。
見てもらって損はない。

お酒片手に、全てを忘れた夜に。

お待ちしてます。
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# by biritake | 2007-03-09 01:19  

愛しき未来~rancle~終幕です

ご来場いただきました皆様、ならびに関係者各位様、誠にありがとうございました。
本当にお世話になりました。

演技をする喜びを再確認できた、意義のある公演になった。

御覧になった方々はわかると思うけど、僕のやった役は、実は実生活にとても近く、演技をする上での感情の作り方は案外楽に出来たんだけど、楽に出来たがゆえに小さなズレの修正がとても難しかった。

役が捉えている父親像と、僕の父親像がうまくかぶらない。それは当たり前なのだがそこに行きつくための軌道が見当たらない。必死に考え悩み続けた。
役者は役にある人間に血を通わせ、呼吸をさせ、感情を入れ込む。人にはそれぞれの生き様があるからそこからは想像力でしかないわけだ。

演出に相談してみた。

一度好きにやってみてください。

やってみた

自分のなかにすごい違和感を感じた。もうそこに居るのは自分ではなく、知らずのうちに彼になっていたのだ。

多分自分から彼へ変わる途中だったのだろう。

そこからは彼との共通点を探そうと勤めた。その中で自分がどう動くか試してみようと思った。

僕の演じた兄が、愛しき未来に生まれ出る。それは納得がいくとかいかないの問題ではないのかもしれない。

弟に辞めてくれと頼む最後の台詞は体が震えた。今から思うとそれは恐怖だったのかもしれない。なぜ恐怖に震えたのかは僕にはわからない。


ただそこには彼もいたような気がする。
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# by biritake | 2007-03-06 00:08  

時間と空間

役者をやっていて思うことがある。
なんて気高い世界なんだと。

僕は今一人の男を作り上げようとしている。
会った事も見かけたこともない男の心の傷を作りだそうとしている。

その彼への想いや理解など役者には必要ない。
なぜなら自分自身を改めて理解してる奴なんていないからだ。

これは恋愛とも違う。見た事も会った事もない男と完全に一人になろうとしている。
これはなんだろう。
理解では届かないそのままという感覚を手に入れようと今は必死になっている。
そこに意味はあるのかと問われたら、迷わず意味が何だと答えるだろう。
意味あることが何だ。僕はそこに居たいだけなのだ。

友達の家に行くと、あからさまなそいつの生き様に押しつぶされそうになるときがある。
全てのもの、置いてあるもの、ひいてあるもの全てに、彼にまつわる物語があり、意味があり、それを僕は知らないという事に、つぶれそうになることがある。
空間とはそこに居るそのものが支配するのだ。
舞台は役者が出ることによって、その空間が決まり、移ろい行く。

今回のお芝居は空間と時間がとても大事だと思っている。
そこが全てだ。そこに存在している役者が、どれだけその空間を支配できるか。

目に見えないものに物語を載せて、とにかく僕はそこに居る事にする。
彼の傷を飲み込み、彼のにおいをまとって僕はそこに居る事にする。

演出家の会いたがってる彼を連れて、そこに居る事にする。
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# by biritake | 2007-02-24 01:33  

狂い咲きサンダーロード

大好きなタイトルです。
映画なんだけど、主題歌を泉谷しげるが歌っててそのタイトルが「電光石火と銀の靴」
いい、これもなんかいい。意味わからないんだけど。
監督は石井そうごじゃなかったかな。
暴走族の映画で、内容も良かった覚えがある。
好きなタイトル。

先日、うちの役者が観に行って感激した芝居のタイトルが「煙が目にしみる。」
これもいい。いろんな想像力をかきたてられるね。

「武士の一分」ってのもいいね。機微がある。

「子供の一生」ってタイトルも好きだった。

そういえばアメリカの映画ってタイトルの単純なのが多いね。「スーパーマン」とか「ゴースト」とかね。「プリティウーマン」なんて「かわいい女性」でしょ。まあ色つけて「かわいい彼女」と書いてかわいいひとと読ませるぐらいじゃないかな?せいぜい。
「フォレストガンプ」なんて人の名前でしょ。「鈴木政夫」って言ってるようなもんだからね。
いくら才能があって奇跡の人だからって、「鈴木政夫」は観ないんじゃないかな。
でも、アメリカの人はいいんだよねそれで。

5月の新作のタイトルで悩んでる。締め切り過ぎちゃった。タイトルはいつも苦しい。
人の事言えないよ本当に。はぁー

あ、そうジャムYジャムホリデー観にきて下さいね。
1年ぶりに新作を書きました。タイトルは「そして明日から」

30分ぐらいだけど面白く仕上がりました。ぜひ観にきて下さい。

3/10(土)

17:00/20:30

秋葉原ライブガレージ秋田犬

です。ホームページに秋田犬のリンク貼ってあるのでそちらも観てください。
聖子と坂内の2人芝居です。けんかしながらも息の合ったところが随所に見られます。
ぜひ観にきて下さいね。
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# by biritake | 2007-02-22 01:28