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ジャム史

ある人からこんな事を聞かれた。
「役者の人ってよくあんな暗闇の中歩けますね。」
まあ、良くある質問です。
劇場が真っ暗になって、次に照明がついたら、舞台上人だらけだったら、やっぱりちょっとびっくしますわな。
まあ、演劇関係者は皆知ってますが、蓄光テープってのがありましてね、こいつにしばらく光を当てておくと光がたまりましてね、真っ暗にしてもしばらくは光っていると言う中々優れたテープでして。こいつを自分の立ちたいところとか、危ない場所に貼っておくんです。それを目印に歩いていくんですが、これが心配だからって一杯貼っちゃうとどれがどの目印だったかわからなくなっちゃうんですね。それだけで人は簡単にパニックになってしまいます。ましてや真っ暗だから余計に混乱してしまうんです。
うちの坂内は一度出て行く場所を間違えて、照明がついたのに舞台の端っこの方で固まってた事があります。まるでバイオハザードで動けなくなったキャラクターのようでした。
全部いなくなる前に照明がついてしまうこともしょっちゅうありました。
まあ失敗を数え上げたら数え切れないほどあります。

楽屋で本番の舞台をモニターで見ていたら、次の出番の役者が横に座っていた事もありました。

「なにしてんの?」
「へ?]

人はそんなとき、ものすごく無表情になるもんです。一瞬無表情に見つめあいました。

舞台上では出てこない役者を呼んでいます。きっと舞台上の役者は黄色い汗をかいていた事でしょう。

舞台というのは生ものですから。何があるかわからないところも楽しいんですけどね。

嗚呼恐いこんな事かいてたらなんか起こりそうなのでこの辺で。
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by biritake | 2006-10-30 23:37  

さあ、行こう!やえもん。

子供の頃、機関車やえもんという絵本が大好きだった。

大好きの度を越していて、愛していたのかもしれない。
他にたくさん絵本があるのに、寝る前は必ずこの本を母におねだりしていたらしいのだ。

いい加減母も何度も読まされて、飽きがきてるのでおざなりな読み方になってしまうのだが、そこは生まれながらの演出家だから、私は。

「やえもんが、このやえもんが、そんなにあっさり坂道登るんですか!」
と字も読めないのにきついダメだし。

「シュッシュッはもっとリアルに力をこめて。」
適切な演出。

「うん、まあでも昨日よりは気持ち入っていたわ。」
なんて、飴と鞭ののつかいわけ。

「もう一回最初から。」
涙ぐむ母。

機関車やえもんって、今で言う機関車トーマスみたいな話だった。
あんなに読んでもらったのに何となくしか憶えていない。

そのやえもんがけなげに坂道を登っていくシーンが一番好きだった気がする。
煙をはき、汗をかきかき坂道を登っていく不器用なやえもんが好きだった。
今もそれは変わらない。自分の姿に似ている気がするからかな?


第21回公演「リメンバーミー?」のチラシが上がりました。

第21回公演・・・

今は坂道のどのあたりなのか?

今日もやえもんは大きな音をたて坂道を登ります。
くだりなどは、期待せずに。

チラシは御期待ください。
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by biritake | 2006-10-17 22:24  

ユナイテッド93

遅ればせながら観てきました。
前々から気になっていたので、調べてみたらもう少しで終わっちゃうというので駆けつけてみた。

一言で言うと、すごい映画だった。
今まで味わった事のない感覚になった。

場面はほとんど4箇所ぐらいの管制室と、ユナイテッド93だけなんだけど、段々おかしくなる飛行機の状況にパニックを必死に抑えながら呼びかけを続ける管制官達の油汗が、画面からも飛び出してくるような凄みのある映画だった。

突然レーダーから姿を消したアメリカン航空11便。ワールドトレードセンターから出ている黒煙とは簡単に結びつかない。そこへ南タワーへ突っ込んでくるユナイテッド航空175便の映像を見たとき、悲鳴ともつかない声が管制室にあがる。その瞬間、僕は射抜かれたように涙が出てきた。
アメリカ上空にはそのとき4200機の旅客機が飛んでいる。ほとんど埋め尽くされている。その飛行機を全部着陸させ、アメリカ上空を全部封鎖すると言うあの時の事件は、もう戦争だったのだ。

ユナイテッド93の中は怒りで満ち溢れている。全ての怒りだ。ハイジャック犯たちはコーランを口ずさみ続け。乗客はキリストに祈りをささげる。1つの飛行機の中で、同じ神を思う2つの存在が怒りで向かい合う。
命がけで望みをかなえようとする犯人達と、命をかけて生きる望みを探そうとした乗客たち。

お互いが手をくみ犯人に襲い掛かる。激しいまでの乗客の怒りに抑えきれなくなる犯人達
全ての力をこめて操縦室を取り戻した乗客たち。
しかし時既に遅く、失速するユナイテッド93。その操縦室には操縦桿を必死に握りながら、「上がれー!」と言う声がこだまして、全てが終わる。

一人一人が生きてきた全てが、その瞬間に跡形もなく消える。

だから映画がある。役者がいるんだと思った。その人たちの想いを、その状況を。電話の交信記録や家族の人に話した内容を頼りに、役者や、映画はその思いを語り継ぐ。
彼らの勇気ある生き様は、これから同じ状況に出会うかもしれない私達に勇気を与えてくれる。

激しい絶望の中にこそ、輝ける希望があるのかもしれないと。
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by biritake | 2006-10-10 23:42  

ご来場ありがとうございました。

第③倉庫コントライブご来場いただきまして誠にありがとうございました。

おかげさまで、自分達の思う以上に好評を頂きまして、嬉しい限りです。
なんか、うん、自分自身もかなりな部分で飛べる事が出来たので、なんか、いろんなものが見えてきたライブになりました。

うん、まあ、コントライブですから、いっちょやったれーみたいな腹のくくり方が出来たので、とっても気持ちよかったです。

年内はお互い芝居があったりでちょっと無理なんですが、来年、ドンドンやっていきますので、観にきて下さい。

もしよければこのブログのコメントにでも感想を書いていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

第③倉庫は役者がやるコントを目指します。目指すでしょう。まああまりちゃんと話した事はないのですが、メンバーもきっとそう思っているでしょう。

これからは大きいところでも勝負して見たいです。

御期待ください!
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by biritake | 2006-10-04 22:07  

いよいよ明日です!

明鏡止水とでも申しましょうか、なんと申しましょうか。
わくわくどきどきはらはらが、わくわくどきどきはらはらとやってきます。
コントをやるのは10数年ぶり。
フィリピンパブでライブをやって以来です。

あの時はフィリピンの方々が日本語が良くわからないので、なるべく動きで笑いをとろうと必死でした。お客で来ている男性陣はもちろんコントなんか見る気ゼロですから、頼みの綱は店にいるフィリピンの女性だけでした。
でも彼女達はとても明るく、よく笑ってくれたのを憶えています。

きつい香水のにおいを今でも憶えています。

当時の相方が日本語よりもタガログ語のほうがすんなり憶えられると言っていたのを憶えています。

今回は役者としてのコントを見せたいです。

役者が見せるコント。

仕事帰りにぜひ笑いにきて下さい。
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by biritake | 2006-10-02 23:37