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これからですよー

11月いっぱいまではのんびり過ごします。
病人だし。
今年、本公演の台本2本と、シナリオ1時間ものを2本書きました。
まあ、今までで最高にパソコンに向っている時間の長い一年でした。
今年の締めくくりはまた年末にでも書きます。

来年はまたいろんなチャレンジが続きますな。
なんか、ちょっとチャレンジなんていうとカッコいいんで、使ってます。
ねぇ、チャレンジし続けるなんてカッコいいじゃないですか、川口浩さんみたいで。
先にカメラが入ってたっていいじゃないか。古いなまた。

ビックリ日本新記録って番組が好きでした。
古いって
軽く轟二郎さんのファンでした。

来年は再演が2本。「いの奥山今日越えて」ってのと「池袋モンパルナス」
この2本をやります。しかも「池袋モンパルナス」は初の学校公演。しかも豊島区の協力を得ちゃいました。どうなるのでしょ。
今から楽しみです。
「いの奥山今日越えて」の話も追々出します。

まだいえないけどその他特別公演もあるかもしれません。企画があがっているのですがこれも面白そう。楽しみです。

以上、以前帽子をかぶっていたらヤンキースの松井に似てるといわれてから帽子をかぶれなくなった小竹でした。
(はっきり言いますが似てません。)
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by biritake | 2005-11-29 23:41  

マイバディ

腰を痛めた。
若い頃から腰は痛めていたのだが、ここ最近大丈夫だったので、まあ成長期のいたずらねなんて思っていたら、またいためてしまった。
スポーツで言えば怪我って奴ですかね。やはり奈落のそこから出ってくるときの蓋が重かったからかな?そんなやわじゃないぜ俺は、なんて痛さをこらえながらゆがんだ体形で病院へ行った。
今日も病院は大賑わい。昔は病院が嫌いだったのだが、今日は不思議と嫌じゃない。
私も段々病院の世界に近づいてる年だからだろうか。
常に混んでるその病院では患者達の愚痴が飛び交っている。病院側の対応も昔よりはやさしくスムーズになっている気がする。
たっぷり待たされて中へ。若い医者だ。なぜか3人ぐらい医者風の男が後ろに立っている。
応対も丁寧だ。心配してますよという語り口。悪くないじゃない。内臓の影響があるかもと血液検査へ。注射か。久しぶりだと思いながらゴムで腕を巻かれた。
「細いですね。」
「え?」
思わず聞き返した。
「男の人の割には・・・」
ショックだった。若い頃レントゲン写真をとったとき、大きくて太い骨だとほめられた事もあるこの俺様が、血管が細いといわれた。
ゆがんだ笑顔を浮かべながら。
「やはり、それは、なんでしょ、運動不足とか、そんなのがなんかあるんですかね?」
しゃべりすぎなほど聞き返した。
看護士さんもまさかそんなにしゃべるとは思ってなかったようなそぶりだったが
「関係ないですよそれは、元々ですね。」
ショックだった。そこはそこだけは男らしく太い血管ですねと言って欲しかった。
「親指を内側にして握ってください。」
頼む、太く出てくれ!ケンシロウのように!血がにじむほど握り締めた。
「ああ、出てきましたね。」
私の手は、小刻みに震えていた。しかし注射針を刺される瞬間を見られない私がいた。

レントゲンも終わり再び医者の前に。さっきの若い医師は後ろにいて、違う若い医師が座っていた。レントゲン写真には自慢の骨が写っていた。
「背骨の骨と骨の間には椎間板というのがありましてね、人によってはこの椎間板の弱い人がいるんです。」
椎間板が弱い?
生まれながらにして決まっているといわれる椎間板が弱い?
「多分それではないかと。」
呆然とピアスの穴が3っつ程開いたその若い医師の耳を見つめていた。
「鍛えればいいんですか?」
「よくなってから、トレーニングで固めてください。痛み止めも胃が痛くなったりしますから、とりあえずシップで。」
彼は私の内臓のやわさまで見抜いていたのか。さすが穴3っつ。
いたって親切に説明を受けその場を去った。

何となく自分のやわさを引きずりながらシップをもらいに薬局へ行ったら、7枚入りのシップ薬なのに48枚と割り切れない数字の指定だったので先生と連絡とってますという生真面目な薬剤士さんの説明を受け待つことに。
合コンで、輪っかのピアスをつけ、はしゃぐあの医師の姿が浮かんだ。
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by biritake | 2005-11-25 15:03  

幕は下りない・・・おまけ

アソコ・ダ・バカってのはバスコ・ダ・ガマからひらめいたんです。
語呂だけです、そんなもん。
この公演を考える前に、なんか壮大なものがしたいなーなんて話してたら、劇団員の中からなぜかバスコ・ダ・ガマの話がでてきたんです。
バスコ・ダ・ガマ・・・バスコ・ダ・ガマ・・・バスコ・ダ・ガマ・・・アソコ・ダ・バカ。うんいける!これだけでした。しかも劇団員にも話してないんだけど、この話に出てくるマセラッティっていう魔女は当初3メートルあるって設定だったんです。3メートルの魔女をどうやるんだと悩む人たち。うん、いける!と思ったんだけど、肩車とか色々考えてるうちに、これは無理にやる必要が本当にあるのかと悩んでしまったんです。まあ全てそもそも簡単に考えて作っているので、なにをいまさらと思われるかもしれないんだけど、これは没にしました。
そもそも劇中劇にしても、あんなに盛り込むつもりはなかったんだけど、書いてるうちにドンドン楽しくなっちゃって、気がついたらドンドンそっちへいっちゃったみたいなところがあって、ああ、もういいや、楽しいから的なところで、作り上げたところがあります。
劇中劇の登場人物は8人しかいないんですね、それで王国の滅亡の話を書いてやれと思いましてね、ずいぶんとのびのび書きました。本当に。いけないことかもしれませんがね、のびのびやりました。底なし沼なんてものは、僕が子供の頃なんかはずいぶんとドキドキさせられたアイテムでした。底なしですよ、一体どこへ行くのでしょう。田舎の家の近所に、それこそカッパの出そうないわゆる沼があって、そこが底なし沼なんじゃないかとうわさになりました。田舎には数ヶ所あるんですよねそういうドキドキスポットが。見に行くたびに本当に飛び込んでみたくなる衝動に駆られたもんです。余談ですが、マグマってのもその当時の僕にとってかなりなドキドキアイテムでした。マグマって、かなり熱いんですよ、当たり前だけど。何よりも怖い時期がありました。実際に見たこともないのに。
んじゃ今度はマグマの出てくる話でも書きますか。マグマ大使館員。ね、外交ですよ、外交官。熱いの、なんだか。・・・マグマでてこないじゃん。
マグマ風呂。熱すぎ!よくかき混ぜてお父さん!マグマ離婚。意味わからんな。
マグマ越え、あ、これいいな、「そのマグマを飛び越えて来い!」なんてね、好きな女の子に言われた純な男が、マグマにのまれて「あー!」なんてね。そもそもマグマが流れてるところで何やってるんだって言われそうだな。
マグマっす。返事。すごくいいという意味。「先輩それ自分にとってマグマっす。」
マグマぐま。リラッくまに対抗して、全然リラックスできないくま。太いの眉毛も。
なんかいいのないかなぁ
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by biritake | 2005-11-19 00:02  

幕は下りない・・・総括

三鷹での打上げが終わり、新宿で飲みなおすという猛者たちとはぐれた朝方、ひとり新宿へ向うべく電車に乗ったのだが気が付いたら、三鷹に到着する電車になっていた。どうやら津田沼まで行って折り返してきたらしい。かれこれ2時間がたっている。呆然としながらそのまま新宿へ行く気力を無くし家路に就いた。幕は下りないの幕はこんな形で幕を下ろした。なんとも締まらない終わりだ。自分らしいとは思うのだが。

前回公演「池袋モンパルナス」で主人公が最後に言った言葉、「魂をみせてやるぜ。」この言葉が今回の作品を作る発端となりました。役者を辞めた男が、その復活の際にはいた言葉です。
役者魂とはなんだ。これがテーマの一つとなりました。とかく役者はこの国ではまだまだ地位が低く、なかなか認めてはもらえない人種のような気がします。
無駄な事をしているのではないか。いつも僕の胸にはそんな思いがよぎります。
役者になろうと勉強をはじめた時、仲間とよく話していたのは、何の生産性もない職業なんだという事でした。芝居を観て、おなかが一杯になるわけではなく。温かくなるわけでもない。そんな生産性のない世界で、僕達はなにを生み出すのか。どこにその価値があるのか。当時は必死にそんな事を考えていました。あれから20年。いまだに僕の心にはその思いがあります。
はっきりとした答えはまだ見つかりません。ひょっとしたらそれを追い求めていくことが答えなのかもしれないと、何となく思っている程度です。
今回稽古中に役者に何度となく叫びました。もっと芝居を愛してくれと。子供のとき大好きな女の子とおままごとを真剣にやっていたときのような、純粋な気持ちを呼び覚ましてくれ。
そう叫びました。チラシの裏面に乗っている写真の意味はそこにありました。
所詮はごっこなんだと、ずーっとごっこをしているのだと。そのごっこの向こう側にある、リアルを越えた世界に役者の魂があるのではないかとそう考えました。

もう1つは現実とは何かということです。今回は劇中劇でした。その劇団が劇に取り組んでいる時その劇は劇中の中の人物にとっては現実ではない。現実は稽古の中にあります。しかしその稽古も、台本という世界の中で描かれているもの。そして最後に、劇中劇の作家であろう人間が、超現実の中にあらわれ、その男の行動を台本にしたためています。
夢と現実。そこにはいかなる隔たりがあるのだろう。それを見つめてみたかった。
現実が夢で、夢が現実であるならば、演じている劇中劇が実はすごい現実なのかもしれないと思うのかもしれない。そんなはずはない。台本の世界なのだ、台本の世界なのだから、台本を書いてるところが現実なのだ。しかしそれも破られた。破られたと感じる私たちの今は、現実なのか?そんな風に皆さんに考えてもらいたかった。
まだまだ力不足でそこまでは、感じられなかったと思われるかもしれません。しかし一時でも魔法という世界を信じた時、明らかにその瞬間皆様が夢の世界にそまり、そして舞台上が現実となる。それはそこに魔法の世界が生まれたといううに他ならない。僕はそう考えました。
ご来場いただいたあの瞬間あの時だけは、確かに魔法の島が存在したのだ。少しでもそう思う時間を延ばすべく、これからも精進し続けます。
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by biritake | 2005-11-16 22:26  

10年目

10年という言葉が1つの尺度になってしまう年になりました。
10年の間にこの芝居で19回目。
思えばたくさんの作品を世に送り出してきたもんです。
なんせ、旗揚げでやめようと思っていた劇団ですから、よくぞここまで来ました。
ほんと。
ここまで劇団を続けていくには、あきらめの悪さと、飽きっぽさと、身の程知らずと、忘れっぽいという事が必要です。この中ではやは忘れっぽいというのが最も大事な気がします。
1つとして同じような作品がない。これがうちの自慢です。特に続けて2本と同じ様な作品を作りません。だからって、大きく変わるわけではないんですよ。
コメディが次にはサスペンスになったりね。そんな大きな変化はないんです。
でも変わってる。前と同じだねとは言われたことがない。
これが言いか悪いかは別だけど、少なくともちょっとした自慢です。
忘れちゃうんですね。いつも。どうやって作品を書き上げたのか。憶えてない。
同じように書かないからいつも苦労する。でも、この苦労が作品にしみるんですな。
しみるんです。多分。同じ物を書きたくないと思っていたら自然とこんなスタイルになっちゃいました。その忘れっぽさが災いして最近までは、胃を壊すほど苦労して書いていたのが、最近は少し変わり忘れっぽい中でもどうしても消せない何かがあるらしく、段々そこで勝負できるようになってきました。

ああ、今眠れない日々の疲れがここに来ました突然。
途中だけど、今日はおやすみなさい。また書きます。
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by biritake | 2005-11-09 22:57  

明日に向って打て

土日稽古が終了しました。衣装をそろえ、音をそろえた稽古を終え、ふつふつとやる気がわいてきます。
やりのこしたことはないのか、考え出したらキリがない。
しかし、役者はひたむきに役にとりかかり、不安と戦います。
うーん、そのとき体から出てくる何ともいえない熱気がこの時期たまらんのですな。
普段の生活では味わえない、鬼気迫る人間が放つ熱気が徐々に出始めております。
演出席にいて、その臭いが出始めたとき、本番の訪れを知ります。
ましてや、今回の芝居は、役者が正面から芝居と向き合うものになっています。
芝居とはなんだ?そんな教科書のような答えは聞きたくない。あなたにとって芝居とはなんだ?私はよく役者に問い掛けます。
即答できない役者から、あの言い知れぬ熱気が出始めます。
役を生きるという事、役を表すという事、言葉にすれば簡単な事がこうも難しい事だと役者は感じているでしょう。
何かが足りない、何かが・・・。
それを知る為に残された時間をフルに私たちは使います。
それは、その不安は本番の直前まで続くでしょう。しかし幕が開いたときにやっと気づくのです。私たちを迎えるお客さんの熱気を浴びた時、足りなかったものはなんなのか、初めて気づくのです。そこには芝居の世界に生きていく答えもあるのです。
全ては、そのとき始まります。
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by biritake | 2005-11-08 01:08