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10年目

10年という言葉が1つの尺度になってしまう年になりました。
10年の間にこの芝居で19回目。
思えばたくさんの作品を世に送り出してきたもんです。
なんせ、旗揚げでやめようと思っていた劇団ですから、よくぞここまで来ました。
ほんと。
ここまで劇団を続けていくには、あきらめの悪さと、飽きっぽさと、身の程知らずと、忘れっぽいという事が必要です。この中ではやは忘れっぽいというのが最も大事な気がします。
1つとして同じような作品がない。これがうちの自慢です。特に続けて2本と同じ様な作品を作りません。だからって、大きく変わるわけではないんですよ。
コメディが次にはサスペンスになったりね。そんな大きな変化はないんです。
でも変わってる。前と同じだねとは言われたことがない。
これが言いか悪いかは別だけど、少なくともちょっとした自慢です。
忘れちゃうんですね。いつも。どうやって作品を書き上げたのか。憶えてない。
同じように書かないからいつも苦労する。でも、この苦労が作品にしみるんですな。
しみるんです。多分。同じ物を書きたくないと思っていたら自然とこんなスタイルになっちゃいました。その忘れっぽさが災いして最近までは、胃を壊すほど苦労して書いていたのが、最近は少し変わり忘れっぽい中でもどうしても消せない何かがあるらしく、段々そこで勝負できるようになってきました。

ああ、今眠れない日々の疲れがここに来ました突然。
途中だけど、今日はおやすみなさい。また書きます。

by biritake | 2005-11-09 22:57  

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